感想「小説 君の名は。」(新海誠/角川文庫)☆☆☆
- 作者: 新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2016/06/18
- メディア: 文庫
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2016年日本中に名を轟かせた映画「君の名は。」その小説版だ。
この小説版は(あえてノベライズとは言わない)映画「君の名は。」をほぼ忠実に再現したものだ。
だから映画を見ていない人にもおすすめだ(だけど、ぜひ映像でも見てほしい。映像の方がさらに楽しめるしおすすめだ)。
映画を見た人は、映画をみたときのあの感情を何度も思い起こさせてくれるこの本は買ってもいいだろう。
冒頭でノベライズと言わなかったのは、この小説版は映画を文章に起こしたのとも違うし、小説を読んだからと言って映画をみるのとはまた違った感想を持つからだ。
映画は時間が自動的にすすんでくれるので基本的に見る人は受動的だ。だが、小説版は自分の手で読むスピードを変えられるので、気になるところを時間をかけて読んだり、ページを戻ったりできる。
小説だけしか読んでない人はぜひ映画を見るべきだし、映画しか見てない人は小説も読んでみてほしい
個人的には、映画→小説がおすすめ。
映画の感想
東京の男子高生と、田舎の女子高生が入れ替わる話。入れ替わりを映像表現したときのコミカルなシーンが新鮮だった(入れ替わり漫画や小説は読むことがあっても普段映像で見ないから)。
コミカルなだけでなく、ぐいぐい引っ張るような展開もありとてもおもしろかった。