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重厚長大からライトノベルへ

主にライトノベルの感想とそれに関連するネタを書きます。

感想「無欲の聖女 1」(中村颯希/ヒーロー文庫)☆☆☆☆

無欲の聖女 1 (ヒーロー文庫)

無欲の聖女 1 (ヒーロー文庫)

教会ですごす金に目のない孤児の主人公と、学院に呼び出されたお嬢様が入れ替わる?! 勘違いコメディ!!

帝国中の十五歳の魔力を持つもの(基本は王族だが商人などの中にも存在する)は、秋――帝国学院の入学式前夜に呼び出される。こうすることで帝国は優秀な人材を囲い込んできた。
孤児院ですごす少年の主人公は、街角で少女がしゃがみこんでいるのを見つける、屋根の石が少女の頭に落ちそうになっているのを助けようとして石に当たって気絶した主人公は、なぜか少女と入れ替わってた?!
少女は昔王家から亡命した姫の娘であったが、学院に呼び出されるのが嫌だった。そこで入れ替わり魔法を使おうとしていたところ偶然、主人公がその対象となってしまったのだ。
美しいが、その出生から学院でいじめられる主人公だが、貧乏であったがゆえすこしでも儲けにつながるものは大事にする性格ゆえ、いじめのつもりで送られる変なものもすべて好意だと解釈してしまう。
周りから見ると、嫌がらせを受けても嫌な顔せず逆に感謝するような主人公を聖女と讃えだす。

「小説家になろう」連載の小説だが、いじめる側がどんなにやっても主人公が好意的に感じる様や、
それで、逆にいじめっ子側が罪悪感をえるようになり、どんどん懐柔されていく様子が見ていて面白い。
勘違いコメディとしてとても楽しかった。ギャグ作品が読みたい人にオススメだ。